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気になる嫁さん第三巻 第十二回

馬鹿にしてるわこの家族

純の四十九日が近づいた頃、卜リ子おばさん(園佳也子)が輝正に縁談を持って来た。相手の女性は田代美紀といい、ちょっとした美人である。さすがの輝正も一目ぼれ、心うきうき、興奮のあまり夜も眠れないほど。先方もすっかり乗り気で話はとんとん拍子に進んだ。そんなある日、またしても田辺が清水家にやって来た。田辺はかつて(第9回)めぐみにプロポーズして、断られた男である。その日は、紋付袴姿も仰々しく純の仏前に線香をあげ、゛明日また会いに来る゛と言い残して立ち去ったが、輝正の縁談がまとまりかけている時だけにこれは大問題。田辺などにめぐみを取られてなるものか。それに輝正の縁談がまとまれば、めぐみも清水家には居づらいに違いない。そう思った文彦と力丸は、縁談をぶち壊すとともに、田辺をあきらめさせようと作戦をめぐらした。ます、文彦は輝正と美紀がデートしているレストランヘ乗り込んだが、かえって愉快な弟と思われ美紀の心は輝正に傾いていく。一方、力丸も田辺が柔道三段と知って恐れをなし、めぐみは輝正と一緒になるのだと、□からでまかせに喋ってしまったのである。何も知らない輝正は、めぐみと美紀を連れてボウリングをしに行ったが、そこへ田辺が現れたから大変、田辺は輝正に男の勝負を挑んだ………。
  • 日本クラウン
  • ジュネオンエンターテインメント
  • 6,720 円
  • 1971-12-22
  • 日本テレビ
  • 手銭弘喜
  •   榊原るみ・石立鉄男・佐野周二・山田吾一・水野久美・山本紀彦・関口守・浦辺粂子・杉葉子・富士眞奈美ほか